都民のお別れ葬
- プラン紹介
- 22.06.09

1お葬式の価値観に変化

近年、新型コロナウィルスの影響や少子高齢化、無宗教者の増加などにより、
「できる限り簡素な葬儀を行いたい」
というお問い合わせが増えています。
そのような方におすすめしているのが「都民のお別れ葬」です。
今回は「都民のお別れ葬」のメリットやデメリットについて説明いたします。
2「都民のお別れ葬」とは?
通夜・告別式を省いて火葬のみを行うプランです。
葬儀の流れは以下のようになります。
一般的な葬儀の流れ
「都民のお別れ葬」の流れ
一般的な葬儀が「通夜」と「告別式」を二日間に渡って行うのに対して、「都民のお別れ葬」は火葬のみを一日で行います。
このように火葬のみを行う葬儀の形式を「直葬」とも言います。
3「都民のお別れ葬」のメリット
お通夜・告別式がないため、以下のようなメリットがあります。
- 経済的な負担が少ない
- 参列者の対応に時間を取られない
- 参列者の負担が少ない
経済的な負担が少ない
葬儀場を借りる必要がないため、圧倒的に費用を抑えてお葬式を行うことができます。また、仏具がついていないため、仏具が必要ない方(無宗教者など)にとっては不要なコストも抑えられます。
参列者の対応に時間を取られない
喪主やご遺族にとって、大切な人を失った悲しみの中、多数の参列者の対応を行うのは体力的にも精神的にも相当な負担となります。
この点、お別れ葬では参列者が少ないため、対応に時間を取られることはほぼありません。
参列者の負担が少ない
一日で終了するため宿泊の必要性が無く、葬儀場から火葬場までの移動もありません。遠方からの参列者・お子様・高齢者などの負担を減らせます。
4「都民のお別れ葬」のデメリット
他方で葬儀を簡素化することによるデメリットも存在します。
- 面会できる時間がほとんど無い
- 仏具がつかないため、宗教者による読経ができない
- 宗教儀式を重んじる親族などの反発を受けやすい
- 菩提寺がある場合は事前の許可が必要
面会できる時間がほとんど無い
ご安置は「預かり安置」のみ。安置施設での面会も不可のため、一旦故人が安置されるとお別れは火葬炉の前、お時間も5分程度のみとなります。
仏具(ぶつぐ)がつかないため、宗教者による読経ができない
「通夜・告別式は行わなくてもせめてお坊さんによる読経はして欲しい」と希望される方がいらっしゃいますが、「都民のお別れ葬」には焼香用具や白木位牌がつかないため、宗教者をお手配することができません。
宗教者による読経をご希望の方は「都民の火葬式」をお選び下さい。
宗教儀式を重んじる親族などの反発を受けやすい
直葬や家族葬など葬儀の形は様々ですが、それでも「お葬式は当然、通夜・告別式を行うもの」という認識をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
実際、直葬を希望される方が年々増えているとはいえ、全国ではまだ8割近くの方が通夜・告別式のある葬儀を行っているというデータもあります。
そのため、火葬のみの葬儀を行う場合は事前に親族や参列者の理解を得ておくことが重要です。
菩提寺がある場合は事前の許可が必要
菩提寺への納骨をお考えであれば、葬儀についても菩提寺のしきたりに従う必要があります。
菩提寺によっては通夜・告別式での読経を必須としており、直葬での納骨を認めていない場合もあります。
後にトラブルにならないよう菩提寺への事前相談・確認が必要です。
5まとめ
メリット・デメリット両面ある「都民のお別れ葬」ですが、希望される方は年々確実に増えています。
お葬式で一番大切なのは故人を想う気持ちです。
どのお葬式が正解ということはありませんので、自分に合った後悔のないお葬式をお選び下さい。
分からないこと、お悩みのことがございましたらいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。